技術の塊!!~茨城県産稲田石の拘り塔婆立て

緻密な茨城県産稲田石の塔婆立て
雨が降って直のキラキラ光輝く稲田石の変わり塔婆立てです。
ものとしては大きなものでもないのですが、加工が細かくて大変な作業を要する逸品です。
特に、細工ものが難しいとされる稲田石でのこの作品は、かなりの技術が必要になってきます。(是非、写真をクリックして拡大してみてください)
羽黒石材工業㈱の石材加工はワックス等は一切塗りません。
品質の良い石を丁寧に磨けば、それだけで品のよい光沢が出てきます。
これは、拘りというより当たり前のことを行っているだけです。昔ながらの手法で丁寧に作りあげます。
この穴の模様の部分はかなり細かい作業が要されたので特に大変でした。
玉ねぎのような擬宝珠や雲模様も良く出来ています。
この作品は、好評で2基目を作成中です。下の写真は、その2基目の塔婆立ての加工途中の様子ですが、土台の蓮華の部分だけでも、加工が細かいのでかなりの苦労を用します。
土台部分の加工に10日、手磨き加工で1週間掛ります。
大体、磨き上がってますが、もう少しですね。赤鉛筆の跡が見えます。
2基目の塔婆立ては、納品前に施主様の了承を得て、秋に行われるストーンフェスティバルに展示したいと考えています。
毎年行われるストーンフェスティバル。
羽黒石材工業では、展示場を持たず全てオーダーメイドで在庫を持たない為、毎年、展示するものに大変困っています。
国産石の自社加工なので、余計な在庫を抱える余裕がありません。
今年は、目玉が出来そうなので一安心です。
コメントを残す