墓所の地盤改良工事~ソイルセメント杭の施工

墓所にソイルセメント杭を施工する
丘陵地にある墓地でお墓が基礎ごと傾きました。
そこは地下に戦時中の防空壕が掘られている場所で、
横の土地が陥没して落ちたこともあるそうです。
スウェーデン式サウンディング試験の結果
柱状図を見ても、軟弱地盤が続く地層なので、
6m程ソイルセメント杭を施工することになりました。
ソイルセメント杭とは、地中にオーガ(ドリル)で穴を掘り
その中にセメントを入れソイル(土)と混ぜ合わせて現場打ちの杭とする工法です。
今回、使用している杭打機は、特に小型のもので都市部の狭い場所等で
主に使用されているそうです。
2tユニックの荷台にセメントミルクを作るミキサーを載せ
そこからポンプで杭打機まで送ります。
打設完了です。
直径50cm程度の杭を6m2程の墓地に5ヵ所打ちました。
ソイルセメント杭は、鋼管杭と比べて低価格でできることが魅力です。
施工完了です。
お客様にはスウェーデン式サウンディング試験による地盤調査の結果を始め
この杭打ちの報告書を書類として提出しました。
お客様は墓所の工事でここまですることに驚いた様子で、
地盤が弱くて心配していたけど、ここまでやれば安心できると
喜んでおられました。
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