東日本大震災で被災した鐘突堂の復旧工事①~解体から石積み完成まで

石材建築


茨城県で稲田石を採掘してお墓をつくる会社。

羽黒石材工業の石材作品を紹介しています。

 

東日本大震災の影響は凄まじく、茨城県内においても甚大な被害をもたらしました。
東日本大震災では爆弾が落ちたかのようにバラバラになっている墓地がありました。
この鐘突堂も例外ではなく、高台にあり間知石積みも昔ながらに裏込めコンクリートもなく積んであったので派手に崩れてしまいました。

鐘付堂の石積みの復旧上の写真、よく見るとわかりますが、車が一台巻き込まれて大破しています。

もし中に人が乗っていたらと考えるとゾッとします。

鐘付堂は屋根や鐘の重量が上にあるので揺れやすく、バランスの悪い構造物です。

鐘突銅の石積み
せっかくの間知石積みもぐにゃぐにゃになってしまって見るも無残な姿ですね。

石の一つ一つにガムテープがはって番号が書いてありますが、これは元の場所に復旧していかないと、石が噛み合っていかないからです。

間知石積みの復旧作業は新規で作るよりもずっと手間が掛かり技術もいります、神経を使う作業になります。

鐘突銅の石積み

すいません、解体の様子は省略です(笑)写真を撮っていませんでした。

一つ一つ解体しながら間知石の控えの上の部分にペンキで番号を振り直します。

絶対に番号が消えないように、万が一にでもどの石かわからなくならないように配慮します。

墓所の杭打ち
基礎工事も省略です。杭の写真だけは納めました。

地盤改良には格別に配慮しました。プラスチック杭をこれでもかというぐらい打ち込みました。

鐘付堂は石積みだけで重量が6t近くなります。普通の一般的な墓地よりずっと地耐力が必要になります。

 

何度も何度もお伝えしていますが、どんな構造物でも最も問題となるのは基礎でも上の構造物でもなく、地盤です。大震災でつくづく再認識しました。

基礎や上の構造物を耐震性もしくは、制震・免震までも考慮して作るのはもはや大地震を経験した地域にとって常識になっています。

 

ガチガチに固めた高強度なお墓で地盤が傾いたら目も当てあてられません。壊れないように作ってあるから解体が非常に困難になります。

そんなお墓をいくつも見ています。

鐘付堂の石積みの復旧そして、石積みです。若いのに熟練工である蔦さんが積んでいきます。一人親方で技術があるので手伝いに来てもらっています。

番号を控えて元の場所に戻すとはいえ、多少の整形が必要になります。

鐘付堂の石積みの復旧これぞまさに『THE 石屋さん!!』ですね。

ぴんちゃん、ぴんちゃんノミを振るう姿がまぶしいです。こういった技術を持つ職人さんは高齢化とともに本当に減ってきました。

石積みの仕事は後継者不足で大変です。ますます彼のような仕事のできる職人は貴重になっていきます。

 

横のつながりをもって、こうした質の高い職人を確保できる体制を作っていくことも必要です。

DSC_3069だんだん形になってきました。一段積むごとに裏込めコンクリートを打設していきます。

鐘付堂の石積みの復旧石積みは完成しました。全て積みあがると約2m程度になります。

手前にいる阿羅漢の石像も心なしか嬉しそうに見えます。

 

この後、天端にスラブコンクリートを打ち、上物の構造物を載せる段取りをします。

私もまだ実物を見ていませんが、富山県の「天下の名鐘」として名高い老子製作所で制作した作品を載せるそうです。

 

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