『稲田石』を使用したエコで自然に優しい多自然型護岸工事
茨城県で稲田石を採掘してお墓をつくる会社。
羽黒石材工業の石材作品の紹介をしています。
県の公共事業で桜川の河川改修工事を行っています。
桜川は、茨城県桜川市(旧岩瀬町・大和村・真壁町)の市名にもなった川で、旧町村をまたがって霞ヶ浦に向って流れています。
弊社で採掘できる稲田石の割栗石を入れたかごマットで河岸・河床を覆った多自然型護岸になっています。かごマットと呼ぶより蛇籠と呼んだ方が馴染みがあるでしょうか?
多自然型護岸工とは、従来のコンクリートブロックで固めるだけの護岸工事とは異なり、柔軟性を有する多孔質構造となっているため、植生の復元や生物の生息場を創出する自然に優しい護岸工事です。
国土交通省が推進する「多自然川づくり」の要素の一つであり、工事後の生態系の回復や、美しい自然景観を創出する事が出来る護岸になります。
整形した法面に吸出し防止シートを引き、かごマットを敷き、中に割栗石を敷き詰め上からかごマットを被せて仕上げます。
採掘山(丁場)から、大型ダンプでバンバン運び込みました。全部で1000m3程度になります。
複数年にまたがる事業としてこの桜川の河川改修工事は続いています。
今年度は、割栗石の生産が間に合わなくて自社分だけでしたが、昨年度は他社にも利用していただきました。
白みが強くてきれいな稲田石の割栗石は見栄えがするので大変好評をいただいています。役所受けもいいんです。
自社で採掘して、自社で消費するのは、かなり効率が良いです。
採掘する為にダイナマイトで発破をかけて墓石等の石材製品としては使いものにならない言わば副産物である割栗石をこうして利用させていただけるのはありがたいことです。
他にも副産物である捨石(沈石)を港湾の埋めたて等にも有効利用させていただいています。割栗石よりも大きなサイズの石を捨石と呼びます。
地球に優しいエコな感じが受けているのか、最近は、このかごマットを用いたオシャレな外構も増えています。
写真の稲田石はサビや汚れもありますが、特に白くてキレイな割栗石を見繕ってご自宅のエクステリアとして飾るのに持ち帰られるお客様もいらっしゃいました。
庭に門柱のように蛇籠を立てて、その中に入れられるそうです。インターネットを通じて連絡をくださったお客様です。
ネット上から拝借しましたが、きっとこんな感じなんでしょうね。
いやはや、色々考えるお客様もいるもんだなぁと感心しました。
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羽黒石材工業では、石材加工業社向けに稲田石原石を販売しています。
また、全国の石屋さんにお墓を始めとした石材製品を卸しています。
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TAGS: 稲田石 | 2015年2月4日
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