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墓所の基礎~お墓の鉄筋コンクリート構造物についての話


こんにちは、羽黒石材工業の中野です。

私は、大学を卒業してから入社して10年ほどは、土木工事に携わってきました。

一級土木施工管理技士やバックホウやローラー等の建設機械の免許も取得し、現場代理人や施工監督として多くの現場に携わっています。

今ではアラフォーになりますが、複数の現場を受注・管理・運営する立場なので、土木・石工事含めて建設現場を、兎に角、数多くこなしています。まれに現場を抱え過ぎてパンクしていることもありますが。

 

現場仕事に加えて、打ち合わせ、設計、積算、集金まで含まれているので、仕事の幅が増えました。本当に良い経験をさせてもらっていると思います。(何でもやらなければならないのは中小企業の切なさですね)

昔は、自分の現場の施工だけでも精一杯だったのに、慣れれば慣れるもんだなぁと思います。

 

そういった職業柄、現場を見れば一発で問題点や改善点を把握できます。

設計や図面を読む速度も精度も上がってきたように思います。

 

ただ、まだまだ長谷川社長の域まではほど遠いので、これからも精進を続けていかなければならないと感じています。社長は知識量も経験も半端じゃないし、仕事をこなす量も多い(汗)

永代供養墓の基礎工事

上の写真はお墓の例としては特殊ですが、永代供養墓の納骨堂の基礎工事の様子です。

いわゆる四角い箱状になっていて、周囲は壁と石塔の真下にあたる部分の柱は生コンが落ちるようになっていて、三つの四角い箱は散骨をする場所になっています。

上物の加重や周囲の土圧を考慮して、壁・スラブ厚、配筋をしています。特に正確な構造計算はしていませんが、今までの経験上、十分な構造にしてあります。

永代供養墓の基礎工事

仕上がりはこんな感じです。全て羽黒石材工業の自社設計・自社施工です。

墓石の加工も自社で行っています。

 

何が言いたいかと申しますと。このレベルの構造物、墓石の加工・施工まで含めてですが、容易にできる技術力のある会社だということです。

公共事業や大手民間工事では、橋梁や洞道、大型の機械基礎等々、もっと複雑で大型な鉄筋コンクリート構造物も施工しています。私自身も大きなものだと200m3程度の構造物を施工したことがあります。

 

お墓においては小規模ですが鉄筋コンクリート構造物の性質は変わりません。(正確に言うとマスコンとは違いますが)羽黒石材工業では、お墓の基礎でも建築基準法に遵守した施工をしています。

鉄筋コンクリート構造物の特性・性質を深く理解している羽黒石材工業では、間違いない構造で、間違いのない施工をする自信があります。

 

例えば、尺(約30cm)の基礎厚のコンクリート基礎を作成するとします。通常、このくらいの厚さになるとダブル配筋にしなければなりません。シングル配筋で、ピッチを増やしたところで余り意味はありません。

 

こんにゃくを思い浮かべてください。板状のこんにゃくの真ん中に一本串を通しただけのものだと、ぶるぶる揺らしたら折れやすいのです。2本上下に刺すとだいぶ揺れが収まります。

更にコの字にして上下で緊結すれば尚可です。それぞれに独立していたときと比較して容易に揺れなくなるでしょう。

こんにゃくはぶるぶる揺れてしなるので割れることはありませんが、コンクリートは引っ張り強度が弱く割れやすい物質です。それを補うために態々、鉄筋を入れているのです。

擁壁の基礎配筋

上の写真は、土留め擁壁の底板の配筋の写真です。ダブル配筋になっています。

コの字の鉄筋同志を上下で緊結してもち網状にしていますが、これがまともなダブル配筋です。まれに上下で独立しているなんちゃってダブル配筋も見かけます。

 

もち網状の曲げ加工も羽黒石材工業では専門の設備があるので、容易に安価に加工できます。

以前にブログで書いています『効率の良い墓所の鉄筋工事』

 

実は、この写真には構造にそこまで影響を与えない部分でちょっとズルしている部分があります。民間工事ということで施工性を重視しています。

プロならちょっと見れば即座にわかるでしょう。それがわかるのがプロです。

そしてそういった妥協点の塩梅がわかるのもプロです。答えは話しが長くなるので内緒にしときます。でも、墓所でも十分通用する話ですよ。

 

通常、鉄筋コンクリート構造物の被り厚さは70mm~100mm程度確保すしますが、30cmの基礎にシングル配筋だと、10cmのスペーサーをかませても、上が20cm程度無筋状態になります。

これは、建築基準法からは大きく外れるものになります。適正に施工された基礎と比較すると間違いなく強度が落ちます。

 

お墓の基礎は地域毎に特色があります。また、経済性を考慮しての施工も見受けられます。ルールがないので特に建築基準法と違うからといって間違いということはありません。

でも、基本的に、羽黒石材工業では、お墓の基礎工事でも建築基準法を遵守しています。それが確かで安心できる基準だからです。普段から守っているので破るのが気持ち悪いというのもありますが。

 

あと・・・納骨堂は古墳で言うところの玄室です。できるだけ大切にしたいという思いがあります。

この間来社されたお客様は浄土真宗の檀家さんということで、納骨堂内部に阿弥陀如来の像を彫って欲しいとのことでした。素晴らしいご提案だと感じました。

 

羽黒石材工業では、基本的に納骨堂は石で作ることを勧めています。

ご予算が合わない場合には、経済性を追求した施工を致します。ただその場合でも、けして強度的に問題のあるような基礎は作りません。

安く、強く作るノウハウは持っています。

 

羽黒石材工業は現場主義にこだわり、ものづくりにこだわってきました。

社員教育も私が土木工事でみっちり10年間鍛えられたように、社員全員が基礎から叩き込まれます。確かな技術力に支えられて様々な作品が作られていくのです。

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