地元の茨城新聞に、羽黒石材工業で制作した、イタリア産のビアンコカララの銅像の台の建立除幕式が水戸市の市民球場にて行われました。
ビアンコカララは大理石の中でも白さがきれいな美しい石です。日本で加工をすることはあまりないのですが、光栄にも弊社の青木が加工に携わらせていただきました。
白さが美しい大理石、イタリア産ビアンコカララ
ビアンコカララってどんな大理石?
ビアンコカララは、白いベースに、雲が流れる様なグレー系の紋様が入るイタリア産の大理石です。白い大理石と言えば、真っ先に思い浮かぶのがこのビアンコカララで定番となっています。
ヨーロッパでは、大理石が多く見られるのですが、日本ではあまり見かけません。大理石は石灰岩が長い年月の中で熱変性したものです。石灰岩は日本各地で見られますが、大理石にまでなるとほとんどないのです。
銅像の台にビアンコカララ
今回の銅像は、軟式野球の普及と発展に尽力した岡部英男氏を顕彰したものです。
菅官房長官や茨城県の橋本知事を始めとして関係者が約140人出席したそうです。
茨城新聞の記事に写真付きで掲載されました。

私も本当は、除幕式に出て除幕の段取りをするはずでしたが、風邪をこじらせてしまい、ドクターストップならぬ、社長ストップがかかってしまいました。ゆっくり休めとのありがたいお気遣いをいただき、静養しておりました。
ビアンコカララの台の晴れ舞台を見たかったですね。
イタリア産ビアンコカララの加工の様子
技術力のある石材加工会社ということで、羽黒石材工業に白羽の矢を当てていただき、このような遣り甲斐のある作品を手掛けさせていただきまして、本当にありがとうございます。
羽黒石材工業の石工、割肌やビシャン叩きのスペシャリスト、青木の作品です。弊社のみならず、他石材店様からも記念碑等の加工依頼も数多くこなすベテラン中のベテランです。
大理石は、日本でほとんど採掘できないこともあり、滅多に加工しません。硬度やノミの入り具合など、普段加工している花崗岩や安山岩とは違いますが、なんなく加工をしています。
ビアンコカララの加工の様子、素晴らしい技術ですよね。ほんとうに何時みても惚れ惚れします。
機械で切ったり磨いたりできる職人はいるのですが、こういったノミを振るえる石工が本当に減ってきました。青木さんのような石工は本当に貴重な存在なのです。
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