お墓のコンクリート基礎にはルールなし!『設計強度』と『呼び強度』について


 

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お墓の基礎工事には建築基準法が適用されない

一般的にコンクリート構造物をつくる際には、建築基準法にしたがってコンクリートの強度が定められます。住居やビルなどの人が活動する建築物に利用される場合には、もし強度不足で破壊が起きた場合に重大な災害が起きる可能性があるからです。

稀に海外でデパートのフロアが重量に耐え切れず、下に落ちたり、橋げたが落下したり、コンクリート構造物として適正な強度をもたないために起きる災害を見ることがあります。

日本でも鉄筋偽装事件があったりしたので、笑えない部分がありますが、そこまで重大な災害は今のところ起きていません。これは日本の建築基準が優秀で、ほとんどの場合は、それをきちんと守っているからだと思います。

しかし、お墓の基礎においては、全国各地、それぞれの石材店でてんでバラバラです。これは、きちんとした知識のある技術者が携わらないのが問題なのだと思われます。

お墓の基礎工事に特に有資格者を配置するような定めはありません。一般的な構造物は、もちろん人命が係わってくるので必要です。お墓は壊れたところで直ちに問題になることが少なくおざなりにされているのです。

なので、誰でも好き勝手に工事できます。でも、建築基準法に照らし合わせると強度を確保できていたないお墓の基礎は大量にあると思われます。

 

北海道では、凍結震度の深さから1m程度の厚さの無筋のベタ基礎を打つそうです。土の上にモルタル(砂とセメントを混ぜたもの)を敷いて墓石を施工するようなコンクリート基礎自体を作らないところもあります。

お墓の場合は、強度云々の話だけではくて、宗教的な観点から基礎工事についていろいろな定めもあったりするので、更にややこしくなります。

なので、一概に建築基準法を適用せよ!とも言えない部分もあります。