G633を使用したオリジナル石塀と、張石工事がようやく完成しそうです。
途中で張石の追加、石塀の設計の変更があり、また、1月から年度末にかけては、他の現場が忙し過ぎたので丸々待ってもらいました。
私、中野の完全オリジナル設計です。
石塀60m、ブロック塀(擬石)25m、張石50m3になり、個人宅としてはボリュームがありますが、測量・設計・積算・施工管理・お客様との打合せまで、一人でこなし、(正確には測量には手元が必要ですが)施工もほぼ自社社員で行ったのでだいぶ価格は抑えられたと思います。
G633を使用したオリジナル石塀
羽黒石材工業では『石材のトータルサービス企業』を掲げていますが、『石に関する技術・知識』だけでなく、『土木・石材建築』にも精通しているのが強みです。
私自信、一級土木施工管理技士として現場の施工管理は嫌というほどこなしてきましたので、こういった土木の絡む仕事になると燃えてきます。

石は中国産のG633を使用しています。
糠目でやや青みがかっており、加工もしやすいので、お地蔵様などの彫刻によく用いられる石です。
施主様の意向で横幅1m以上の大判になっています。かれこれ5パターンほど設計と見積りをお出ししました。
勾配を取るのが難しく、現場に合わせるとどうしてもひねくれてしまうので、大判だと難しいです。
先ほど、ほぼ自社社員で施工したと言いましたが、この張石職人とフェンスや門扉の取り付けは信頼できる専門職に依頼しました。
スピードが速くて正確なので、自社社員に任せるよりも返って安価にできるし、間違いがありません。適材適所です。
G633を使用した石張り

ジャバラ式の門扉が付いていますが、電動式でリモコンで開け閉めできます。
現在、電気屋さんに依頼して配線工事中です。

基礎工事は車両が進入しても問題ないように、D13mmの異形棒鋼を用いて配筋しています。
コンクリート厚120mm、モルタル代30mm、石厚60mmになっています。

土木工事は、羽黒石材工業の土木部の社員が施工します。
若きエース吉田君に職長として頑張ってもらいました。
継ぎ手、被り厚等の基本的なルールに遵守して、キレイに組んであります。
一々配筋図も書かないし、指示もしませんでしたが、合格点をあげることのできる出来だと思います。

何だかんだで、ほぼ完成しました。
あとは電気関係の配線の埋設、ダメ周りと清掃を残すのみです。

まとめ
G633を使用したオリジナル石塀と、張石工事。施工の過程を写真でご紹介します!の記事、いかがでしたでしょうか?
この記事は、2015年4月に書いて、現在2017年3月に加筆修正しています。
昔のブログの記事は、見ていて宣伝が多くて恥ずかしくなってきますね(笑)それだけ、気合も入れて石塀つくりに携っていましたが。
やっぱり、会社のみんなの強力もあって、苦労しながら作品をつくりあげていくのは何ものにも替え難い感動があります。
苦労すれば苦労するほど尚更です。宣伝もその想いがにじみ出てしまったのでしょうね(笑)昔の自分は若かった。
コメントを残す