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お墓が地震に弱いのには明確な理由がある!お墓の耐震事情についての説明


細長くて高い構造の高層ビルは揺れやすい。これは、小学生でも理解しやすい理屈です。

お墓も同様で、洋型石塔よりは背の高い和型石塔の方が、地震に弱く、倒壊しやすくなります。

これは、物理的な法則の話です。だからと言って「洋型石塔がいいんだ!」という判断になるとう話ではありません。

個人的には、和型石塔が好きです。先祖感や伝統を考えると和型の方がお墓に相応しいとも感じます。

 

ただ、今回は、お墓の耐震性について、高層ビルとの比較を交えながら、検証していきたいと思います。

 

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背の高いお墓は地震に弱い?

震災時のお墓の被害は甚大!

東日本大震災は、私が唯一経験した大震災です。当日、移動中の車内で被災しましたが、車がグワングワン揺れ、道路が波打っていました。

最初は、何事なのか理解できませんでした。自分が経験してきた地震の規模を超えていて、にわかにわからなかったんですね。

 

東日本大震災で被害を受けた地域、東北から北関東にかけては、お墓の倒壊がかなりの数ありました。

東日本大震災だけじゃないですよね。阪神淡路大震災・新潟中越地震・熊本地震と地震のたびにお墓は倒れます。

 

TVのニュースで震災の被害というと、必ずと言っていいほどお墓の倒壊の様子が移されます。

地震の被害の悲惨さ壮絶さをうったえるのにかっこうの材料になっています。

 

 

 

お墓は固い御影石でできている。

なぜ、こんなにもお墓は地震に弱いのでしょうか?

高層ビルは揺れます。背が高くて細い構造なので、揺れやすいんですね。でも、しなやかさがあります。地震の揺れでしなるので、揺れの衝撃を逃がすことができます。

高層ビルには、地震大国日本の先進技術がつぎ込まれていますからね。制震・免震・耐震、全てにおいて、高レベルです。

 

お墓は、固い石でできています。しなやかさがないんですね。

固い石は、石同士で反発します。直下型の地震だと、石と石の反発で60cmも石が飛び上がったという目撃情報があります。

これは、かなり危険ですよね。数百kgある石がもし、人間に乗っかってきたらひとたまりもありません。

地震の際には、速やかに石の傍から逃げるべきです。

 

ブロック塀診断士が必要な理由!世の中は【危険な塀】で溢れています。

以前、書いた記事ですが、ブロック塀や石塀は、以外と盲点なのですが、かなり危険で、震災のたびに被害者を出しています。

ブロックは、一つ一つは数kgで軽そうですよね?これが、一気に倒れてのしかかってくると、恐ろしい凶器になります。

巷には、危険な塀が溢れていますので、近所や目の届く範囲の塀はチェックしておいて、地震の際には、速攻で逃げれるようにしておいてください。

ちょっとお墓以外の話に脱線しましたが、重要なことなので、注意喚起をさせていただきました。

 

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耐震性のある背の低いお墓がおすすめ?

ここまで読んだら「あー私、背の低い洋型のお墓にするわ。」となるかもしれません。

実際に、東日本大震災後、地震によって倒壊したお墓を見ているお客様の多くが、洋型石塔を選びました。

洋型石塔は横に広く安定しています。下の台との設置面積が多く、その分、ボンドやコーキングで接着できる面積も多くなります。

地震に強いのは明確なんですね。

 

最近の耐震ボンドやコーキングは強力なので、深度6クラスの地震でもそうそう壊れるようなことはありません。和型石塔でもです。

ただ、物理的に洋型石塔の方が、地震があった際には安定します。

 

でも、お墓を購入するに当たっての検討材料は、何も耐震性だけではありません。伝統的な和型石塔は落ち着きがありますし、お墓らしいお墓だと感じる人も多いです。

そういったことも考えながら、検討されるのがよろしいかと思います。

 

 

丘カロート(納骨堂)タイプのお墓が増えてきているが?

丘カロートタイプのお墓が最近増えてきています。カロートが地上にあるということはメリットが多く、

  • カロートに湿気が溜りにくく、骨壷に水が溜まらない。
  • ゲジゲジやムカデなどの虫が住み着かない。
  • お線香を上げる香炉が高い位置にあるので、腰をかがめずに拝みやすい。
  • 観音開きで納骨するタイプならば、施主が自分で管理できる。

 

とメリットだらけなのですが、こと耐震性に関しては、地下カロートタイプに劣ります。

お墓のカロート(納骨堂)と地下街の関係 地下にあると耐震性があるが、ゲジゲジやムカデも!!

 

この辺もトレードオフになってくるので、何を優先するかによって変わってきます。

個人的には、耐震性を気にするあまり、犠牲にするものが多いのも疑問に思うので、カロート(納骨堂)のスタイルで悩むことはないと感じます。

自分の好みで選ばれればよろしいと思いますよ。

 

最新のお墓の耐震事情!

丘カロートもおススメするわけは、最近のお墓の耐震(免震も含む)技術はかなり向上しているからです。

お墓の耐震性を確保するのには、つのアプローチがあります。

  1. 地震に強いお墓の構造にする。
  2. 耐震金具を利用する。
  3. 石材用(屋外仕様)の強力なボンド・コーキングを用いる。
  4. 免震ゲルなどの免震用の建材を用いる。

などです。

震災によるお墓の倒壊が相次ぎ、各石材店も苦心して、対応方法を考えています。

 

東日本大震災でも、新しいお墓は、ボンドの性能が良く、金具のしっかりつけているので、被害はあっても軽微なものがほとんどです。

墓前灯篭は倒れやすいんですよね。あれこを高層ビルのような構造ですよね。石でしならないので力も逃げないし倒れやすいです。

 

そして、一番大切なのはお墓の地盤

なんだかんだとお墓の耐震性について書いてきましたが、いくら頑強で完璧な構造のお墓をつくっても、地盤が弱ければどうにもなりません。

実際に、東日本大震災でも、お墓はびくともしていないのですが、基礎から傾いてしまったお墓があります。

お墓の地盤は大丈夫!? 墓所の【地盤保証システム】についての一考

住宅などの建築物には、地盤保証システムがあり、検査の元、場合によっては適切な地盤改良を施します。

お墓には、そのようなシステムがないこともありませんが、義務ではなく、少々ハードルが高くなっています。

 

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まとめ

お墓の耐震性について、高層ビルとの比較を交えながら説明させていただきました。

物理的に安定した構造で、耐震性を確保しようとすると、トレードオフの関係で、お墓参りのしやすさとか、カロートの清潔さとか、いろいろ犠牲にしなければならない部分も増えてきます。

そんなところで頭を悩ませるようりは、耐震性についてきちんとした理論に基づいて考えている、信頼できる石材店にお仕事を任せた方がよろしいかと思います。

ここだけの話、石材店によって耐震に関するアプローチは様々で、かなりの差がある場合もあります。

ネット上で、自社の耐震施工をアピールされている石材店もありますので、参考にされてみてはいかがでしょうか?

 

えっ?あなたの会社はどうなのですって?

私が勤める羽黒石材工業は、お墓の加工卸なので、各石材店や消費者の相談にも柔軟に対応します。

それこそ、どこにアンカーを打って上下の石を接着した方が耐震的に良いとか、そういったレベルでも相談にのれますので、ご希望の方はご相談ください。

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