茨城県産の銘石【稲田石】
その埋蔵量と採掘の容易さ、
首都東京に近いという、
立地条件の良さも手伝い、
明治時代からの文明開化に、
大きく寄与した石でもあります。
そんな稲田石でお墓をつくる、
メリットについて説明していきます。
それでは、
【お墓におススメ!】茨城県産の稲田石で墓石をつくる9つのメリット!!
をお送りします。
①稲田石は最も白い御影石であり、縁起が良い
「白い貴婦人」と呼ばれ、
気品に満ちた御影石である稲田石。
中国産でもG655と比較すると、パッと見た目で、
区別が付き難かったりしますが、
よく見るとその純白度、白さの度合いが違います。
白は古来より縁起の良い色とされています。
稲田石は白さを出す鉱物である、
カリ(正)長石の割合が多いのです。
黒い部分(黒雲母)も潰れた中国産と比較して、
稲田石ははっきりとしています。
白が基調で縁起の良い稲田石は、
明治神宮・鹿島神宮、近くでは笠間稲荷等々、
様々な神社仏閣で採用されています。
また、他の石種と組み合わせた際には、
白い稲田石が引き立て役になります。
黒はより黒く、青はより青く。
色のコントラストも楽しめる石種なのです。
右上の中国産G623の外柵と比較しても、
同じ白御影石同士でも、
けっこう色に違いがあるのがわかるかと思います。
②稲田石は石英(=水晶)の割合が多く『神々しさ№1』
石英のうち、とくに結晶性の高いものを水晶と言います。
つまり水晶と石英との違いは見た目の違いということになります。
G623に占める石英の組成割合が28.2%なのに対して、
稲田石は36.8%。
10%近く稲田石の方が石英の割合が多くなります。
また、その石英も透明に近く、
濁りのない澄んだ美しさが特徴です。
水晶は、幸運・祈願成就・浄化と邪気払い
・調和と力の増幅・健康維持・精神の安定を、
暗示する神秘的なパワーを秘めた石です。
石英は、モース硬度7(ダイヤモンドが10)あり、
鉄よりも硬く、しかも、科学的な変化にも強い物質です。
つまり、経年劣化にも非常に強い鉱物になります。
また、磨くと美しく品のある光沢が出て、
光を浴びるとキラキラ輝き、非常にキレイです。
稲田石は水晶の輝きに、白さも相まって、
あらゆる墓石に使用される石種の中でも
『神々しさ№1』です。
③稲田石は形成された年代が新しく、新鮮!!
大陸である中国産の白御影石は形成された年代が古く、
多くは1億数千年前頃にできた石です。
比較して、火山地帯である日本は、
比較的できた年代の新らしい石種が多く、
稲田石も6千万年ほど前に形成された石です。
中国産の約半分の年齢!!
新らしい稲田石は、結晶同士の結びつきが密になります。
経年劣化にも非常に強く、中国産白御影石と比較しても、
健全な状態を保ちやすいという実験結果もでています。
『新鮮でピチピチの稲田石』は劣化にも強いんです!
④素材で直球勝負の稲田石は日本人の感性に合っている。
シンプルで気品に満ちた稲田石。
直球で素材そのものので勝負をする稲田石は、
日本の和食にも通じる部分があります。
良質な素材に、巧みの技術。
素材の持ち味が活かされた、飽きのこない、
お墓らしいお墓。
稲田石は不純物が少なく、純白に近く、
やさしい風合いの石です。
稲田石を知り尽くした日本人の熟練工が、
『稲田石の魅力を引き立てる加工』を心掛けています。
⑥稲田石は構成する鉱物が優れています。
同じように見える中国産の花崗岩と、
比較しても中身の鉱物がかなり違うんです。
日本産の花崗岩が優秀で高品質であることは科学的に証明できます。
一般のお客様が中々、
石を分解して鉱物を調べることはできませんが、
ネオジム磁石という100円ショップに売っている、
強力な磁石をつけると、中国産の花崗岩のほとんどにくっ付きます。
稲田石をはじめとした茨城県産の花崗岩は付きません。
鉄分の含有量が違うのです。
同じように見える御影石でも、
磁石で調べると明確な性質の違いがわかります。
以前、国産の稲田石で建築資材を設計したにも関わらず、
ずっと安価な中国産白御影石を施工した工事がありました。
『石は見た目で判別できないだろう?』
という悪質な考えで、行なった施工です。
さあ、あなたも100円ショップで、
ネオジウム磁石を購入して石に張ってみましょう!!
⓻稲田石は日本の石種の中では安価!!
関東平野にあり、大量消費地である首都圏に近く、
配送も容易な茨城県産の石種、
その中でも採掘しやすい稲田石は、
国内で最も採掘量を誇る石種であり、
その分、安価に提供できます。
お買い得!?茨城県産の国産墓石は、高品質なわりに価格が安い。
『国産のお墓が欲しいけど、高額だからちょっと・・・』
というお客様には、大変お勧めしやすい石種になります。
⓼稲田石を彩る歴史背景。
稲田石は、古くは江戸時代から石材として利用されてきました。
日本橋・最高裁判所・東京駅・明治神宮
・成田山新勝寺・柴又帝釈天・目黒不動尊
・三井銀行本店・第一生命ビル・広島
・平和都市記念碑・茨城県庁・・・
身近な日本を代表する多くの歴史的建造物から、
現在の建造物や石碑、そしてお墓に至るまで、
多岐にわたって使用されています。
裏返せば、歴史が稲田石の確かな品質を裏付けているということになります。
⓽なんといっても日本製(日本加工に限ります)
最後は、なんといっても日本製です。メイド・イン・ジャパンです。
何だかんだで日本人は日本製を愛し、
信頼して、誇りに思っています。
お墓は家族の礎であり、
心のおきどころでもあります。
日本人が日本の石で日本人のために、
心をこめてつくったお墓は、
安心できるし、落ち着けます。
墓石に関する消費者の一般的な感覚に寄り添う
国産と中国産の石材彫刻や墓石の加工精度の差
お墓は、世代を継いで受け継がれてゆくものです。
永久の寝床です。
まとめ
茨城県産、稲田石でお墓をつくるメリット、
を上げてみました。
他にも、浄土真宗門徒限定になりますが、
開祖、親鸞聖人が15年間滞在した、
稲田の地の石であり、
ゆかりの深い石になります。
そういった縁も大切にして、
お墓選びをするのもよろしいかと思います。
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