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墓石の【経年劣化の実態調査】!原因は墓地の環境|お墓の石種類・構造


茨城県で、海沿いや畑など、
環境の違う8霊園を対象として、
劣化実態調査を行いました。

調査個体数

石塔 外柵 石材種類 建立後の経年数
2473基 2407組 141種 0~40年

これだけの個体数があれば、
裏付けのある統計的な結果と言えると思います。

それでは、
墓石の経年劣化の実態調査!原因は墓地の環境|お墓の石種類・構造
をお送りします。

 

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石材劣化実態調査

調査場所

海岸部、平野部、山間部、都市部、内陸部

 

石材劣化分類

劣化度 1 色やけ・変色・色落ち・艶とび・水じみ・濡れ
劣化度 2 光沢度低下・吸着物・エフロ・変色・鉄気
劣化度 3 ざらつき・キズ・ピンホール・ポップアウト・穴あき
劣化度 4 剥離
劣化度 5 割れ

劣化なしと劣化度1を「健全」 とし、
この全体に対する割合を「健全度」と定義した。

 

主な石材での劣化状況・経年劣化(%は健全率を表す)

茨城県産

稲田石 8年経過で劣化が始まり、30年位までは60%前後で推移。
真壁小目石 20年80%以上。

茨城県産の石は経年でざらつきがでる。
重篤な劣化は少ない。

 

中国産

G603 8年まで65% 18~20年37%
G614 3~5年60% 6~8年50% 9~11年40% 12~14年30%
G623 3~5年65% 18年以上30%

中国産は日本産と比較して、
早期に健全率が悪くなる傾向にあり、
また劣化も剥離等の深刻な被害が出やすい。

 

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概ね茨城県産石種が優秀

重篤な劣化の少ない茨城県産石種!

8つの異なる立地条件の霊園で行った、
劣化実態調査の結果は、
茨城県産の石種が、劣化に強いというものでした。

なぜ、劣化の進行度合いが違うのか?

大きな原因は、御影石を構成する鉱物の違いによります。

 

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同じ花崗岩でも性質が異なる!

御影石は鉱物の集合体

御影石と一口に言っても石を構成する、
鉱物組成割合は石種によって違います。

鉱物組織割合
稲田石や真壁小目石は、石英の割合が多く、
酸性雨などの科学的な劣化に強くなります。

日本の石種は、全般的に圧縮強度が高めですが、
鉱物同士の繋がりが密だからです。
つまり、剥離や割れなどの現象が起きにくくなります。

比較的、劣化に強い茨城県産の石種ですが、
霊園によっては、ザラツキなどの被害が出ていることもあり、
要注意です。

 

劣化が酷いのは、平野部>沿岸部

御影石は土に弱い!

意外に思われるかもしれませんが、
経年劣化が酷いのは、塩害の被害のある海沿いより、
内陸部の方が酷いことでした。

ただし、酷いところには条件があって、
お墓の周りが土の墓地です。

中国産墓石の品質劣化状況 G688H

中国産G688h

特に、サビが出やすい中国産のG688hは、
酷い状態のものが多くありました。

特に石が直接土に触れたり、
雨の跳ね返りによって土が石についたりしているお墓は、
劣化が非常に進行しやすい傾向にありました。

また、土に触れなくても目だって劣化が、
侵攻している墓地もありましたが、
おそらく農薬の影響によるものだろうと思われます。

 

エフロレッセンスには要注意!

エフロレッセンスが御影石の内部から吹き出し、
石肌がポロポロと剥離しているお墓もありました。

これは、沿岸部、内陸部関係なく、
発生していました。

エフロレッセンスは、お墓の構造によって、
発生する可能性がずっと減ります。

 

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まとめ

劣化実態調査を行うことにより、
茨城県産の石種が優秀であることがわかりましたが、
同時に、石が劣化するメカニズムも解明されてきました。

これらの結果を参考に、科学的根拠に基づいた、
劣化に強いお墓の構造や施工方法を考慮するようになりました。

よりよい、お墓づくりに活かされています。

中国産G688Hの劣化状況
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2 件のコメント

    • 米陀さま、その節はお世話になっています。

      徐々にまとめておりますので、
      気長にお待ちください♪

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